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不動産仲介の顧客ヒアリングシートテンプレート 無料Excel 投資家・法人面談で希望条件を引き出す アイキャッチ
顧客資産化・顧客管理

顧客ヒアリングシート無料DL【Excel雛形・記入例つき】|投資家・法人の希望条件を漏れなく引き出し全件マッチングに繋げる(不動産仲介)【2026年版】

投資家・法人・オーナーの希望条件を初回面談で漏れなく引き出す顧客ヒアリングシートを、Excel雛形+記入例つきで無料配布。エリア・利回り・予算・融資・出口など事業用・収益物件で押さえるべき項目を構造化し、聞いた条件をそのまま全件マッチング・提案に繋げる設計を、個人情報の扱いまで含めて実務者向けに解説します(不動産仲介・2026年版)。

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この記事の要点

投資家や法人への提案がうまくいかないとき、原因の多くは提案そのものではなく、その前のヒアリングにあります。希望条件を曖昧にしたまま物件を紹介すると、的外れな提案が続き、他社に先を越されます。逆に、最初の面談で条件を漏れなく引き出せれば、提案の精度もスピードも一気に上がります。

本記事では、投資家・法人・オーナー向けの顧客ヒアリングシートに必要な項目、本音を引き出す質問設計、相手の属性ごとの聞き分け、そして個人情報の正しい扱いまでを、出典つきで整理します。あわせて、そのまま使える無料のExcelテンプレート(基本情報・ヒアリング項目・記入例・質問設計ガイド・同意文例つき)を配布します。

先にテンプレートだけ受け取りたい方へ。顧客ヒアリングシートのExcel(記入例・質問設計ガイド入り)を、下のフォームから無料でダウンロードできます。

無料テンプレート

顧客ヒアリングシート(Excelテンプレート)

投資家・法人・オーナーの希望条件を漏れなく引き出すヒアリングシート。基本情報・購入目的・エリア・利回り・予算・融資・決裁まで構造化。記入例・質問設計ガイド・個人情報の同意文例つき。

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収益物件の営業は「最初のヒアリング」で決まる

事業用・収益物件の買主は、住まいを探す個人客とは動機が違います。感情ではなく、投資として成り立つかで判断します。だからこそ、担当者が最初に「何を求めているのか」を正確に掴めるかどうかで、その後の提案がすべて決まります。

いま、不動産投資家の購入意欲は依然として高い水準にあります。日本不動産研究所の調査では、新規投資を積極的に行うと答えた投資家は93%にのぼります。買いたい人は多い一方で、期待利回りは低水準(東京・丸の内で3.2%)にあり、投資家の目線はシビアです。条件を正確に押さえた提案ができる担当者に、案件は集まります。

もう一つ、押さえておきたいデータがあります。BtoBの購買行動の調査では、決裁者の84%が営業担当と接触する前に、購買を決定づける情報にすでに触れているという結果が出ています。つまり相手は、こちらが提案を始める時点で、ある程度の判断軸を持っています。その判断軸を面談で引き出せなければ、提案はかみ合いません。

宅地建物取引業者は全国で132,291業者(令和6年度末)と、11年連続で増えています。競合がひしめくなかで選ばれるのは、物件をたくさん持っている会社ではなく、顧客の条件を正確に理解して、ぴったりの一件を出せる会社です。その出発点が、ヒアリングです。

顧客ヒアリングシートとは──なぜ「書式」で聞くのか

顧客ヒアリングシートとは、初回面談で顧客の希望条件や投資方針を、決まった項目に沿って聞き取り、記録するための書式です。エリア・種別・利回り・予算・融資・出口といった、事業用・収益物件で欠かせない要素を構造化して残します。

「頭のなかで覚えているから書式はいらない」という担当者もいます。しかし、書式で聞くことには、記憶に頼る聞き取りにはない三つの利点があります。

一つ目は、聞き漏れが減ることです。項目が並んでいれば、その場で埋めていくだけで、融資方針や出口といった聞き忘れやすい要素まで押さえられます。二つ目は、属人化を防げることです。担当者の頭のなかにある情報は、引き継ぎや退職で消えますが、書式に残せばチームの資産になります。三つ目は、そのままマッチングに繋げられることです。条件が選択式・数値で構造化されていれば、顧客の希望条件として登録し、物件との照合にすぐ使えます。

ヒアリングの質問設計そのものを深めたい方は、こちらも参考になります。

本題に入る前に、いまの自分のヒアリングがどこまでできているか、確認してみてください。

  • 投資の「目的」(インカムか、キャピタルか、相続対策か)を毎回聞けているか
  • 予算だけでなく、自己資金と融資のバランスまで把握しているか
  • 「誰が」「いつまでに」決めるのか、意思決定のプロセスを確認しているか
  • 聞いた条件を、あとで検索・照合できる形で残しているか
  • 個人情報の利用目的を、相手に伝えたうえで取得しているか

一つでも曖昧なら、ヒアリングシートを型として持っておく価値があります。

ヒアリングシートに必須の項目(事業用・収益)

投資家・法人向けのヒアリングシートは、次の項目をそろえると、抜け漏れなく、かつ後でマッチングに使える形になります。テンプレートもこの構成で作っています。

分類主な項目ポイント
基本情報氏名/会社名・担当者・連絡先・面談日個人か法人かをまず区別する
購入目的・方針資産運用/長期保有/短期売買/相続・節税/自己使用主目的を1つに絞ると提案がぶれない
エリアの希望希望エリア・希望駅・徒歩分数「都心」「城南」など幅も確認
物件条件種別(区分/一棟/土地)・築年数・広さ/面積不問の項目も明示して幅を残す
収益・利回り希望利回り(○%以上)・想定賃料表面か実質か、どちらの利回りか明記
予算・資金計画予算総額・自己資金・融資方針概算で可とし、圧迫感を与えない
決裁・スピード決裁者・意思決定プロセス・検討時期法人は稟議・取締役会の要否まで
現況・温度感他社の提案状況・比較検討の段階聞き方に配慮しつつ把握する
その他・ご要望自由記入定型項目で拾えない本音の受け皿

ポイントは、条件を選択式や数値でそろえておくことと、「不問」の欄を用意しておくことです。すべてを狭く決めてしまうと、提案できる物件が一気に減ります。優先順位をつけながら、幅を残して聞くのがコツです。

迷いやすい4つの項目の埋め方

項目のなかでも、聞き方に迷いやすく、かつ提案の質を大きく左右するのが次の4つです。埋め方の勘所を押さえておきます。

投資目的は、ひとくくりに「資産運用」と書かず、型で捉えます。実務では、家賃収入を得るインカムゲイン型、値上がり益を狙うキャピタルゲイン型、相続・事業承継の対策型、資産の分散を目的とする型などに分かれます。主目的がどれかで、勧めるべき物件はまったく変わります。インカム重視なら利回りと入居の安定を、資産分散なら立地とリスクの低さを軸にする、というように、目的から逆算して条件を詰めます。なお、相続や節税を目的に挙げられた場合、その効果を仲介側が断定するのは税理士の領域です。「一般的にはこう言われますが、詳細は税理士にご確認ください」と留保を添えます。

予算・資金計画は、総額だけでなく、自己資金と融資のバランスまで聞きます。同じ6,000万円の予算でも、全額自己資金なのか、自己資金1,500万円で残りを融資でまかなうのかで、提案できる物件も、金融機関への打診の仕方も変わります。ただし、年収や与信は繊細な情報です。「概算で構いません」と添え、任意で答えられるようにします。根掘り葉掘り聞くのは、後述する個人情報の適正な取得の観点からも避けます。

出口戦略は、初回で必ずしも固まっていませんが、方向性だけでも聞いておきます。「何年くらい持つ想定か」「最終的にどうしたいか」を確認すると、保有中の利回りだけでなく、売却まで見据えた提案ができます。ここでも「必ず値上がりする」といった断定は避け、あくまで方針の確認にとどめます。

決裁・スピードは、法人相手ほど重要です。誰が最終判断をするのか、稟議や取締役会が必要か、いつまでに決めたいか。ここを外すと、担当者は乗り気でも社内で止まる、という失注が起きます。個人でも「配偶者に相談してから」というケースは多く、意思決定に関わる人を把握しておきます。

このヒアリング項目をそのまま使える記入用テンプレート(記入例・質問設計ガイド入り)は、下から受け取れます。

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面談で聞いた希望条件の「設計」そのものを体系的に整えたい方は、こちらも参考になります。

本音と条件を引き出す質問設計のコツ

項目を埋めるだけの尋問のようなヒアリングでは、相手は本音を出しません。大事なのは、確認のためのクローズドな質問と、本音を引き出すオープンな質問を、意図的に使い分けることです。

クローズドな質問は「はい/いいえ」や選択肢で答えられるもので、条件を確定させるのに向いています。オープンな質問は「なぜ」「どのように」を問い、相手の考えや優先順位を引き出します。同じ項目でも、両方を用意しておくと会話が深まります。

聞きたいことクローズド(確認する)オープン(深掘りする)
投資目的資産運用が目的ですか今回の購入で、最終的に何を実現したいですか
利回り表面5%以上でお探しですか利回りと立地、どちらを優先されますか
予算・融資ご予算は6,000万円以内ですか自己資金と融資のバランスは、どうお考えですか
出口長期保有のご予定ですか何年後に、どういう状態になっていたいですか
決裁ご本人の判断で進められますか社内では、どなたが最終判断をされますか

とくに効くのが、投資目的を「なぜ」で深掘りすることです。「資産運用のため」という答えの奥には、老後の備え、本業の補完、資産の分散といった本当の動機があります。そこまで掴めると、利回りの数字だけでは見えない「その人に合う一件」が提案できます。

本音を引き出す3つのテクニック

質問の型に加えて、聞き方の工夫で引き出せる情報は大きく変わります。実務で効く三つを挙げます。

一つ目は、仮説をぶつけることです。「一般的には、まず利回りを重視される方が多いのですが、いかがですか」と仮説を示すと、相手は同意か訂正で答えやすくなり、白紙で「ご希望は?」と聞くより本音が出ます。二つ目は、沈黙を怖がらないことです。相手が考えている数秒の沈黙を、こちらが焦って埋めてしまうと、浅い答えで止まります。少し待つと、相手はより深い理由を話し始めます。三つ目は、具体例で聞くことです。「たとえば駅から徒歩15分だと、いかがですか」と具体的な条件を出すと、抽象的な希望が、現実の判断基準に変わります。

これらは尋問ではなく、相手の判断を一緒に整理する姿勢で行うのがコツです。埋めることが目的になると、相手は身構えます。会話のなかで自然に項目が埋まっていく状態が理想です。

法人・投資家から本音を引き出す質問の型は、こちらでさらに詳しく解説しています。

投資家・法人・オーナー別の聞き分け

同じ収益物件を探していても、相手の属性によって重視する軸と、押さえるべき項目は変わります。相手を見て聞き方を変えると、ヒアリングの精度が上がります。

相手重視する軸特に押さえる項目注意点
個人投資家利回り・融資・手残り自己資金・与信・本業の状況与信は概算で。圧迫感を与えない
事業法人稟議・決裁・事業との整合決裁者・取締役会の要否・時期意思決定に複数人が関与する前提で
地主・オーナー相続・資産の組み換え・安定保有資産・承継の意向・税相続・税は士業との連携が前提

法人相手では、意思決定に関わる人が複数いることを前提にします。BtoBの購買では、複数人が関与する案件で全ての決裁者と話せた営業はわずか11.5%だったという調査もあります。だからこそ、ヒアリングシートに「決裁に関わる方はどなたか」を項目として持っておくと、後の失注を防げます。

地主・オーナーの相続や資産組み換えは、税理士や司法書士の領域に踏み込む話です。仲介が単独で税務や法務の助言をすると、税理士法などに触れるおそれがあります。「一般的にはこう言われますが、詳細は専門家にご確認を」という姿勢で、士業と連携する前提を保ちます。

同じ属性のなかでも、もう一段掘り下げると精度が上がります。個人投資家でも、本業を持つ給与所得者と、すでに複数物件を持つ資産家では、融資の受けやすさも判断のスピードも違います。前者は勤務先や年収といった属性が融資の鍵になり、後者は既存の保有資産や金融機関との関係が効きます。そこまで聞けると、打診すべき金融機関や提案できる価格帯が具体的になります。法人の場合は、担当者の熱意と社内の決裁は別物です。担当者が気に入っても、稟議で利回りや財務への影響を説明できなければ通りません。「社内ではどう説明される想定ですか」まで聞いておくと、決裁者に響く資料を用意でき、失注を減らせます。

投資家への営業設計そのものは、こちらで体系的に解説しています。

記入例:ある投資家面談のヒアリングシート

抽象的な項目だけでは使い方が見えにくいので、モデルケースで記入例を通してみます。数値・設定はサンプルです。

40代の会社役員(個人投資家)が、資産運用を目的に区分マンションを探している、という想定です。

分類記入内容
基本情報個人・40代・会社役員/面談日を記入
購入目的・方針資産運用(インカム中心)+将来の資産分散
エリアの希望都心・城南(東京23区南部)・最寄駅徒歩10分以内
物件条件区分マンション(条件次第で一棟も検討)・築浅〜15年
収益・利回り表面5.0%以上(立地とのバランス重視)
予算・資金計画総額6,000万円以内・自己資金1,500万円・融資中心(取引銀行あり)
決裁・スピード本人単独で判断(配偶者に相談)・3か月以内に決めたい
現況・温度感他社2社からも提案を受けており、比較検討の段階
その他・ご要望管理体制がしっかりした物件を希望

このシート一枚があれば、次の担当者が引き継いでも、同じ精度で提案を続けられます。そして「表面5.0%以上・都心城南・区分・6,000万円以内」という条件は、そのまま物件との照合に使えます。曖昧な記憶ではなく、構造化された条件として残すことに意味があります。

ヒアリングは一度で完結しません。面談を重ねるうちに、予算が上がったり、エリアの優先度が変わったり、温度感が上がったりします。日付を入れて更新していけば、条件の変化そのものが提案のヒントになります。前回「利回り重視」だった人が今回「立地も大事」と言えば、そこに新しい提案の余地が生まれます。シートは書いて終わりではなく、関係が続くかぎり育てていく記録です。

記入例つきのテンプレートは、下から受け取れます。まずは直近の1件で使ってみてください。

無料テンプレート

顧客ヒアリングシート(Excelテンプレート)

投資家・法人・オーナーの希望条件を漏れなく引き出すヒアリングシート。基本情報・購入目的・エリア・利回り・予算・融資・決裁まで構造化。記入例・質問設計ガイド・個人情報の同意文例つき。

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やりがちなNG5つと個人情報・守秘の扱い

ヒアリングは、やり方を間違えると、かえって顧客の信頼を損ないます。ありがちなNGと、正しい進め方を整理します。

ありがちなNGなぜ危険か正しい進め方
条件を決めつけて聞く本当の目的を外し、的外れな提案になる目的から逆算して、仮説を確認する形で聞く
条件を狭めすぎる提案できる物件が枯れてしまう優先順位をつけ「不問」の幅を残す
1回のヒアリングで終える温度感も条件も時間で変わる面談のたびに更新し、履歴を残す
記録せず頭のなかで済ませる引き継ぎや退職で情報が消える書式で残し、チームの資産にする
個人情報を雑に扱う法令違反と信頼失墜につながる利用目的を明示し、必要最小限を適正に管理する

最後の「個人情報の扱い」は、とくに丁寧に押さえておきたい点です。ヒアリングシートには、氏名・連絡先・資産状況といった個人情報が並びます。個人情報保護法では、個人情報を取得する際に、利用目的を本人へ明示することが求められます(利用目的の特定・取得時の明示)。

国土交通省の「不動産流通業における個人情報保護法の適用の考え方」では、実務に直結する注意点が示されています。たとえば、利用目的の「明示」とは取得の段階で本人にはっきり示すことであり、ホームページへの掲載や会報誌への掲載は「明示」には該当しないとされています。シートの冒頭に利用目的を書いておくことが、明示の実務になります。

利用目的は、抽象的に「サービス向上のため」と書くだけでは足りません。同じ考え方では、たとえば「物件情報を取引の相手方探索のために利用する」「客付業者や買い希望者に物件情報を提供する」といった程度に、相手が予測できる具体性で示すことが求められるとされています。ヒアリングシートでも、何のために使うのかが相手に伝わる粒度で書きます。

また、目的を偽って情報を取得することは、不正な取得として問題になります。実際は別の用途があるのに「緊急連絡先の把握のため」とだけ告げて家族の勤務先まで聞き出す、といったやり方は避けます。聞く項目は、提案に必要な範囲にとどめるのが原則です。

さらに、ヒアリングで得た情報を外部のシステム(マッチングサービスなど)で扱う場合は、委託先を適切に監督する責任が自社に残ります。安全に管理された仕組みを選ぶことも、顧客情報を預かる側の責任です。

具体的には、シートの冒頭に次のような一文を置きます。「ご記入いただいた個人情報は、ご希望条件に合う物件のご紹介・ご提案、取引に必要な連絡のために利用し、目的以外には利用しません。第三者への提供が必要な場合は、事前に同意を確認します」。本テンプレートには、この同意文例を収録しています。

あわせて、宅地建物取引業者には守秘義務があります。宅建業法45条は、業務上知り得た秘密を正当な理由なく漏らしてはならないと定めており、この義務は廃業・退職の後も続きます。ヒアリングで得た情報は、この守秘義務の対象です。また、投資の成否について「必ず値上がりする」といった断定は、宅建業法47条の2が禁じる断定的判断の提供にあたるおそれがあります。ヒアリングでも提案でも、断定は避けます。

ヒアリング→ニーズ登録→全件マッチング

丁寧にヒアリングをしても、その条件を活かしきれなければもったいないことになります。収益物件を扱う現場では、そもそも大量の物件情報が日々流れてきます。

スマッチュの運営観測では、業者ネットワークが育った担当者のもとには、月に300件を超える物件情報が届きます。一方で、顧客の条件と照らし合わせて提案まで持っていけているのは、月に30〜50件程度です。せっかく条件を聞き出しても、一件ずつ手で照合していては、多くの物件が「見るだけ」で流れていきます。

ここで、ヒアリングと、その後の照合・提案を分けて考えると整理できます。ヒアリング自体は、人が相手と向き合って行うものです。テンプレートは、その内容を漏れなく構造化するための道具です。一方、聞き出した条件を登録し、入ってくる物件と全件照合して、提案文の下書きまで用意する作業は、繰り返しが多く、仕組みで速くできます。

スマッチュは、この後半を自動化します。ヒアリングシートで構造化した希望条件を顧客ニーズとして登録すれば、業者から届く物件情報とAIが全件マッチングし、条件に合う物件の提案メールの下書きまで用意します。ヒアリングそのものを代わりに行う機能ではありませんが、聞き出した条件を提案に変えるスピードを底上げできます。正直に切り分けると、次のようになります。

工程担い手
顧客との面談・ヒアリング人(本テンプレートで構造化)
希望条件の登録・物件との全件マッチングスマッチュが自動化
条件に合う物件の提案文の下書きスマッチュが自動化
最終的な提案・クロージング

条件が構造化されているほど、マッチングの精度は上がります。ヒアリングの質が、そのまま提案の質に直結します。

マッチングの精度をさらに上げる観点は、こちらで詳しく解説しています。

まとめ:聞く力を「仕組み」にする

投資家・法人への提案は、最初のヒアリングで決まります。目的・エリア・利回り・予算・融資・出口・決裁プロセスまでを漏れなく引き出し、構造化して残せるかどうか。そして、聞いた条件を提案に素早くつなげられるかどうか。この二つが、成約率とスピードを左右します。

そのために必要なのは、才能ではなく型です。ヒアリング項目を同じ書式でそろえ、質問の設計を用意し、個人情報は利用目的を明示して適正に扱う。そして、聞き出した条件は仕組みでマッチング・提案につなげる。この流れができれば、誰が担当しても一定の精度でヒアリングができるようになります。

本記事で解説した顧客ヒアリングシートのExcelテンプレート(記入例・質問設計ガイド・同意文例つき)は、下から無料でダウンロードできます。まずは直近の1件の面談で使ってみてください。

そして、聞き出した条件を全件マッチングと提案文の下書きにつなげたい方は、スマッチュを無料で試せます。物件資料をアップロードするだけで、登録した顧客条件とのマッチングから提案メールの下書きまでが自動で用意されます。会員登録だけで7日間、無料でお試しいただけます(カード登録不要)。

著者:中西 潤平(Spira Solutions 代表)

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